タチアオイ(立葵)の花が咲きました。

 

こんにちは。

 

当院のある三重町周辺ではほとんどの田植えが終わり、梅雨に入っていることもあって風が涼しげな気候になりました。写真は、当院の横を流れる三重川沿いにあるタチアオイ(立葵)の花です。梅雨入りの時期から花が咲き始め、梅雨が明けるころに花期が終わることから、「梅雨葵」とも呼ばれています。

 

タチアオイは古代から薬草として用いられ、西洋では咳止め薬に、中国では蜀葵根(しょっきこん)と名付けられた漢方薬の原料として、胃腸薬や利尿薬として使用されています。

 

タチアオイに由来した家紋で有名なのは、徳川将軍家の『三つ葉葵』で、時代劇の「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」でよく出てきます。ただオリジナルは、徳川家臣である本多家の先祖に由来する加茂神社神紋の「立葵」であり、徳川家の三つ葉葵はそれからアレンジしたものと言われています。本多家といえば、今年のNHK大河ドラマ『真田丸』で、主人公の真田信繁の兄、信幸(配役:大泉洋さん)の義父となる本多忠勝(配役:藤岡弘、さん)で有名になりましたね。

 

タチアオイの花言葉は「大きな志」、「高貴」、「熱烈な恋」だそうです。直立した茎から1メートルから3メートルの高さで次々と花が咲くのは壮観ですね(^^)

 

 

                     (文:病院職員M)