なんでも医のつぶやき⑬ ダイエットの話 その1

三重町で3月29日のさくらロードレースが行われた時の三重川の様子です(^^)。
三重町で3月29日のさくらロードレースが行われた時の三重川の様子です(^^)。


こんにちは!(^-^) 今回よりダイエットの話をしたいと思います。まずは恥ずかしながら、自分が実際に体験した話をします(^^;)。


私は身長175cmですが、5年前の米国での生活で出されたものを残さず食べる習慣が災いしてしまい、帰国前には90kgをオーバーしてしまいました(><)。さらにシアトルで出場した市民マラソン大会で明らかに体力と心肺機能の低下を自覚したことと、その後受験しようと思った陸上自衛隊予備自衛官補試験での体重制限(私の身長で84kg以下)が設けられていることを知り、結局14キロ減量しました。それでも軽度の肥満(Ⅰ度)をぎりぎり回避できた程度なので、今は標準体重()の67kg を目指しております90kgから77kgまで割とスムーズに減量できた理由として、具体的にカロリー計算をしたことが挙げられると思いますが、一番は予備自衛官試験というモチベーションがあったことだと思います。

 

さまざまな治療の中で、特に肥満治療や禁煙治療はモチベーションの高さが効果に大きく影響することが知られており、それまで基幹病院の専門科を受診しても治療に難渋していた患者さんが、結婚などのライフイベントをきっかけに改善することは割と経験します。

 

(次回、その2に続きます)

           

標準体重=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)×22(健康に最も良いと考えられているBMI:Body Mass Index の係数)で計算されます。日本では BMI が25以上を肥満としていますが、米国では30以上が肥満の定義です。他にも結核診断の際のツベルクリン反応の扱いなど、日米の医療で大きく異なる点があることは興味深いです。

 

                          (文:森本)