スマホの弊害

こんにちは。

近年、携帯電話の進歩に伴い「スマートフォン(略してスマホ)」を使用している人が増えてきています。大型の画面と軽快な操作性で便利な反面、つい長時間使用してしまうことによる弊害が増えてきているようです。

ニュースや健康番組などでもトピックスとして報道されることがあるので、少しまとめてみました。

 

「目への影響」  

スマホを長時間使用する人に多い訴えの一つに「目の不調が挙げられます。」スマホの大型画面からはブルーライトと呼ばれるエネルギーの大きい光線が出ています。これが目の網膜に悪影響を与え、細胞が死滅していくことで加齢黄斑変性症発症の原因になります。また、画面を凝視することが増えるため、まばたきが減りドライアイの原因の一つにもなっているようです。 

 

「首・肩への影響」  

スマホを見る時は顔をうつむき加減で肩を少し前に出すような姿勢になりがちです。このような姿勢を長時間続けると、首の自然な湾曲が失われ「ストレートネック」と呼ばれる状態になります。そのことで首の周りの筋肉に負荷がかかり、慢性的な肩こりや頭痛・めまいなどが起こることがあるようです。 

 

「指への影響」  

文字入力やゲームをする際に親指を多用する方は「ド・ケルバン病」という腱鞘炎の一種になるおそれがあります。小指でスマホを支えている方(写真のような持ち方)は「テキストサム損傷」という病態になる恐れがあります。最悪、指の変形にもつながるので注意が必要です。 

 

そのほかにも、コミュニケーションの妨げになったり、小さい子供のいる家庭で親が長時間使用することで育児にも悪影響になることも懸念されているようですね。 うまく使えば便利な機械。バランスをとって有用に使っていきたいものです。

                     (文:リハビリ課職員)