藤華医療技術専門学校の講義が始まりました。

©学校法人後藤学園藤華医療技術専門学校 上:看護学科、下:リハビリテーション学館(建物は旧大分県立三重高等学校で、校内には前身の三重高等女学校の碑もあります。)
©学校法人後藤学園藤華医療技術専門学校 上:看護学科、下:リハビリテーション学館(建物は旧大分県立三重高等学校で、校内には前身の三重高等女学校の碑もあります。)

こんにちは。

 

先週から、三重町の藤華医療技術専門学校で担当している今年度の講義が始まりました。

同校の看護学科・理学療法学科・作業療法学科の授業を依頼されて今年で4年目になりますが、未来の医療を担う若い学生さんたちに講義させて頂くことに、責任の重さと喜びを感じています。授業では担当課目の内容はもちろんですが、病院の日常診療で経験した救命事例や在宅医療、大分の医療方言などを含めて、質疑応答をしながら双方向で理解を深めてもらえるように心掛けています。

 

最初の授業では、生徒の皆さん(18歳から19歳前後)に自己紹介していただき、現在の抱負や趣味、将来の夢などのお話を伺いました。中には医学の勉強を始めたばかりの悩み(暗記しなければならないことがたくさんあって、、)もありました。授業では病態や治療の仕組みをできるだけわかりやすく説明しながら、覚えやすい暗記法(たとえば国家試験で出題される閉経年齢は平均で48~52歳ですが、若者に人気のアイドルグループ名にちなんで語呂合わせで数字を記憶する方法(^^;)なども紹介しています。なお、医学用語や重要な数値を語呂合わせで覚えることは海外でも同じで、ワシントン大学の医学図書館や書店を訪れた際に、語呂合わせの本(英語)が書棚に並んでいたことが印象に残っています。

 

今春の藤華医療技術専門学校の看護師・助産師・作業療法士の国家試験合格率は100%、理学療法士国家試験合格率も82%(全国平均74%)であり、優秀な成績を毎年挙げられています。微力ながら自分も少しでもお役に立てればと思います。

 

                       (文:森本)