大分市若草公園のSL『そうりん号』のお色直し

写真上:昨年の2016年10月に全面塗装されてピカピカになったSL「そうりん号)」、写真下左:お色直し前のそうりん号(2014年9月21日撮影)。上の写真と比べると色のくすみや汚れが目立ちます。写真下右:現在のそうりん号の内部。窯に石炭を入れる投入口を含めてとても綺麗になっています。
写真上:昨年の2016年10月に全面塗装されてピカピカになったSL「そうりん号)」、写真下左:お色直し前のそうりん号(2014年9月21日撮影)。上の写真と比べると色のくすみや汚れが目立ちます。写真下右:現在のそうりん号の内部。窯に石炭を入れる投入口を含めてとても綺麗になっています。

 

こんにちは。大分市の若草公園に屋外展示されているSL『そうりん号(C55型機関車)』が新たに全面塗装されて、とても綺麗になっていました。今回のお色直し前に撮影した写真と比べてみると、違いが明瞭にわかりますね。これまでは落書きがあった運転席や内装もピカピカになって、まるで新しく製造された機関車のようでした。

 

この機関車は昭和12年(1937年)3月に製造されて、昭和46年(1971年)まで大分を中心に小倉や宮崎など日豊線で運行されていた旅客列車で、最高時速100キロメートルの性能を持っていました。昭和47年(1972年)に引退した後は、大分駅から臨時の線路を敷いて一晩で運ばれてきたそうです。そのときに市民公募で決まった愛称は「そうりん号」でした。私も子供のころから若草公園に行くと遊んでいた機関車なので、とても嬉しいです。後になって母から聞いた話ですが、幼児期に好きだった絵本『きかんしゃやえもん』の影響で、私はこの機関車を「やえもん」と呼んでいたとか(^^;)、、、。

 

このように昔からある歴史的遺物が大切にされるのは素晴らしいことだと思います。ご興味がある方はぜひ行ってみて下さい。

 

                   (文:森本)

 

参考サイト:

大分合同新聞2016年10月20日「大分市若草公園のSL約20年ぶりにお色直し」

『きかんしゃやえもん(阿川弘之 作 岡部冬彦 絵)』 wikipedia